アフリカ予選は、大波乱だ。
セネガルはマリに3−0で、快勝したものの、グループ1でリードしていたトーゴが、同じ時間帯に
コンゴと対戦し、3−2で勝ったため、セネガルはグループ1の中で2位となり、1位となったトーゴが
ワールドカップ行きの切符を手にした。初出場だ。
それだけでない。あのワールドカップ常連のカメルーンでさえ、ナイジェリアでさえも逃した!
あのカメルーンが、あのナイジェリアが、だ。
ドイツ行きの切符を手にしたのは、アンゴラ、コートジボアール、ガーナ、そしてトーゴと、
いずれも初出場。
特に、ガーナは、ワールドカップへの出場こそ初めてだが、過去のアフリカンカップでは、
3度の優勝経験がある。前回のセネガルのように、大穴になるかもしれない。
そして、最後の枠をめぐり、チュニジアとモロッコが後1時間後に対戦する。
前回のワールドカップからたった4年で、こんなに各国力をつけている。
それこそ過去の栄光をいつまでも引きずっていると、いつの間にか取り残されてしまうという
厳しいアフリカのサッカー情勢だ。